- 2024.11.26
技術情報
トヨタイムズに掲載されました!②
改善活動の率直な感想
製造業に携わると、こんな言葉をよく投げかけられます。
「一番の困りごとはなんですか?」
心のなかである程度の答えはあるのですが、答えると通常業務をこなすだけでも忙しいのに仕事が増える…でもやるべきことだとは分かっている。
結果
『その質問が一番の困りごとです(汗)』
となるのは私たちだけではないと思います。
通常業務がある中でトヨタさん、林テレンプさんと一緒に改善の時間は取れないとか、忙しいのに色々指示されるんだろうなぁと気が重い状態での活動スタートとなりました。
いざ、グル連活動がはじまる最初の挨拶でもトヨタさんからは・・・一緒になってやっていきます。
実は、この時でも私の中で半信半疑でした。
毎週あるグル連活動、長い時では半日拘束され・・・いくら会社の為、工場の為といえど通常業務との併用は思いのほか大変でした。
改善活動は「加工チーム」と「仕掛けチーム」に分かれ、それぞれ必要な情報収集や帳票、改善アイテムの作製など。始まって数か月経った時でも私達の中で正直まだやらされている感は否めませんでした。
そんな折、改善効果が表れだした時、現場からこんな声が届いたんです。段取者から・・・『皆さん有難うございます!やりやすくなった。前と全然違う(驚)』
その後、作業者からも『作業が簡単になった!』『危なくない』
一番大変な思いをしているのは、改善を行っている私達でなく作業者や段取者である現場の方々。そんな現場から嬉しい言葉が聞けたのは、現場の困り事を一方的に改善したからではなく、現場と一緒になって意見も聞きながら改善に取り組んできたから・・・
改善を進めていくうちに、楽しくなってきて・・・トヨタさん、林テレンプさんも、もちろん工場の意見・意志を聞いてくださって、一つになってやってるんだと感じるようになりました。
もちろん、いい事ばかりでなく話合いの中、内輪で意見のすれ違いもあったり・・・でも、それは真剣に取り組んできたからこそ!!
終わってみれば、あっという間だったなぁって。
今回の活動終了後も、この活動を生かし工場全体に改善を広めている最中です。
最後に一番自慢できることといえば、改善工場でのこの活動メンバーは・・・なんと!実務たったの5人(笑)
これにはトヨタさんも驚いていました。少ないメンバーでもここまで出来るというのが評価していただいたひとつのポイントとも伺っています。
取材後に関係者の方たちと記念撮影をしました。トヨタイムズをご覧になられた方々に『うちもやってみるか!』と少しでも前向きな気持ちになっていただけることを願っております。
関係者の皆様、このような機会をいただき、心から感謝しております。
投稿者:近藤